ベトナムの子ども達を支援する会

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ベンチェでの活動Activities in Bentre

第8次 活動趣意書 New!
第8次 活動趣旨 (2019年~2021年)
 1990年4月30日に設立した「ベトナムの子ども達を支援する会(以下SVCA)」は、28年間にわたりベトナムで子ども達のためのプロジェクトに協力をしてきました。 すでに当会が協力したベンチェ省(日本の都道府県に相当する地方自治体)での母子健康手帳やCBR(地域に根ざしたリハビリ)の事業は、政府からも高い関心を受けています。
 当会は、ベンチェ省人民委員会(県庁のような行政機関)が、自立性と指導性をもって事業計画を立て、国際機関の協力も受けながらも省の予算も投入し、事業を実行する姿勢に共感し、深い敬意をもって協働しています。
 第7次事業で動き始めた0歳から始まる早期介入のための支援センターは、2018年の学校年度には75人の就学前の幼児と保護者が週1回通園し、早期療育を受けながらその多くは近隣の幼稚園に並行通園をしています。それに伴い、当会は幼稚園教員の障がい児指導に関する講習会をベンチェ省教育研修局と実施してきました。 また、保健局と協働して省立病院小児科での新生児ケアの講習会やリハビリ科での研修会(理学療法・作業療法・言語聴覚療法)も実施してきました。 合わせて、CBRワーカーに代わる各集落におられる地域健康管理員への講習会も実施してきました。
 このように主に講習などを通しての技術協力活動を引き続き発展させて実施するために、ベンチェ省人民委員会からの要請に基づく下記の第8次事業への協力を行うと共に、引き続きホーチミン市などのベトナムの中核医療機関との連携も図りたいと考えています。
☆ベンチェ省からの協力依頼の内容(趣意書から抜粋)
1. 医療保健分野の活動:
- 各集落に最低1人ずつおられる約1,000人地域健康管理員がもつ情報ハンドブックの作成と印刷代
- 地域健康管理員のための障がいのある人たちへの対応についての講習会の実施
- 障がいのある人たちの実態調査のための講習会の実施
- 省立病院小児科職員のためのハイリスクの新生児ケアについての講習会の実施
- 省立病院小児科職員のための母乳管理についての講習会の実施
- 省立病院リハビリテーション科の職員のためのリハビリテーションについての講習会の実施
- 障がいのある人たちの実態掌握のためのソフトウェア開発に関する協力
2.教育分野の活動
- 障がい児学校と支援センターの教職員のための講習会の実施
- 第8次事業で初めて行う一般小学校内にできる障がい児のための学級担当教員に向けた講習会の実施
- 一般小学校の一般教員のための障がい児理解についての講習会の実施

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