第7次 活動趣旨 | (2016年~2018年) 1990年4月30日に設立した「ベトナムの子ども達を支援する会(以下SVCA)」は、25年間にわたりベトナムで子ども達ためのプロジェクトに協力をしてきました。 すでに当会が協力したベンチェ省(日本の都道府県に相当する地方自治体)での母子健康手帳やCBR(地域に根ざしたリハビリ)の事業は、政府からも高い関心を受けています。 当会は、ベンチェ省人民委員会(県庁のような行政機関)が自立性と指導性をもって事業計画を立て、国際機関の協力も受けながらも省の予算も投入し実行する姿勢に共感し高く評価しています。 第6次事業で動き始めた0歳から始まる早期介入のための障がい児支援センターの建設は、2016年に行われる予定になっていますが、このセンターは、今まで当会がベンチェ省で現地の方々と一緒に行ってきた活動の中で提唱してきた医療・保育/教育・福祉そして地域のネットワークの連携による集大成のセンターです。 そのために第7次事業はベンチェ省人民委員会からの要請に基づく下記の事業への協力を行うと共に、引き続きホーチミン市などのベトナムの中核医療機関との連携も図りたいと考えています。 ☆ベンチェ省からの協力依頼の内容(趣意書から抜粋) 1. CBR 地域に根差したリハビリ活動: - 障がい児学校並びに新しくできる支援センターの職員、地域のボランティアであるCBRワーカー、並びに保育園・幼稚園や小学校の教職員のための障がいの理解、障がいのある子どもにとっての遊びの意味、理学療法、作業療法、言語療法などの研修の継続。特に保護者がわが子に障がいがあることを受け入れられるように、障がいのある幼い子ども達への関わり方についての早期介入の内容・方法について研修を強化 - 医療機関の職員のために、理学療法、作業療法、言語療法などの研修を実施 - 障がいのある子ども達の装具やCBRハンドブックの提供への協力 2.小児循環器分野の技術協力 - 乳幼児の心臓疾患の診断技術の研修 - 心臓疾患の診断のための超音波診断装置の使用法についての指導 - 早産などの乳幼児の治療のための研修. - 早産などの乳幼児のためのケアの研修 3.小学校における小児腎臓疾患の早期発見の活動 - ベトナムで初めてと思われる学校検尿についての理解や実施方法についての研修 - 発見後の治療についての技術協力 4.母子健康手帳の活動への継続支援 |
---|