ベトナムの子ども達を支援する会

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貧困者・障がい者・孤児支援協会15周年を祝して

ベトナムの子ども達を支援する会
会長 関谷 滋
 「貧困者・障がい者・孤児支援協会15周年記念式典にお招きをいただきましてありがとうございます。残念ながら参列することができませんので、ベトナムの子ども達を支援する会(SVCA)を代表してお祝いのごあいさつを申し上げます。
 SVCAはベンチェ省において1990年以来、障がい児学校建設、CBR(地域に根ざしたリハビリテーション)の普及、母子健康手帳の普及、病院・診療所への器材・薬剤の寄贈、一般の小学校への障がい児の通学援助、(障がい児に対する)早期介入センターの開設援助、小児じゅんかん器、新生児ケア、小児救命救急,小児じん臓の技術指導などの分野において、ベンチェ省人民委員会(都道府県庁に相当)のご協力をいただきながら活動してきました。
(中略)
 日本は地震や台風などの災害が多く起きます。災害での避難には、まず自分自身で力をつくして対処する。それで足りないときは家族や地域の人たちと力をあわせる。それでも足りないときには自治体や国に力を出してもらう。とされています。
 貧困者・障がい者・孤児支援協会は、苦しんでいる人が自分の力だけではその困難に立ち向かうのが難しいときに支える地域の力です。うらやましいくらい大きな力です。これからもベンチェ省の人たちのために、ますます発展されることを期待します。そして、私たちSVCAもベンチェ省の人たちとの絆がこれまでにも増して強くなるよう努力したいと思います。」
 元ベンチェ省主席(知事に相当)のレフィンさんが定年退職後に設立したこの協会には、人民委員会を退職した元幹部職員が多く関わっています。
 10周年記念式典に参列したとき、寄せられた寄付金に対する感謝状の贈呈が行われました。富裕層と思われる人たちや企業から次々と、日本円で100万円単位の寄付がありました。同時に「貧者の一灯」といえるような金額の寄付に対する感謝状の贈呈に長い時間がかかったことが印象に残っています
 郵政省(当時)のボランティア貯金からの資金援助も得てSVCAの最初の事業「障がい児学校建設」が完成しました。この時、人民委員会は省の予算から建設資金の一部を拠出しただけでなく、幹部は自分たちの給料の一部を長期間拠出して完成を早めました。毎日必らず停電があり、省都でも道路舗装はほとんどなかった頃です。
 レフィンさんがSVCA前会長の高谷清さんに話しています。「政治とか行政というものはそこに住んでいる人たちのために行うものですから、それぞれの社会状態で障害児や福祉に取り組むのは当然なので、まず経済発展ということでなく、同時に取り組んでいきたいと思っています。」(『蜂が戦い 椰子も働く』文理閣2003.2高谷清著)
 SVCAは最初にこんな人たちと出会えたのです。

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